秩父神社の鎮守の森は、古くから「柞乃杜」(ははそのもり)と呼ばれ、市民に親しまれてきました。享和2年(1802年)秩父妙見宮縁起にも「柞の杜」とある通り、「柞」はミズナラの繁茂した神聖な杜であったと伝えられ、新編武蔵風土記稿には「社地一萬千四百八十四坪(約38,000㎡)是を柞の森と称します。「母巣の森」とも記され、かつてはブッポウソウの生息地となっていました。
(昭和32年2月8日指定)